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皇后杯 ファイナルラウンド[決勝]富士通が逆転勝利で17大会ぶりチャンピオン

2024年12月15日

 第91回皇后杯ファイナルラウンドは最終日。ファイナル初進出のアイシン ウィングス vs 昨シーズンのWリーグチャンピオン富士通レッドウェーブが対戦。第4クォーター終盤までアイシンがリードしていましたが残り3分18秒、富士通の江良萌香選手が3ポイントシュートを決め、55-53と逆転します。その勢いのままディフェンスを成功させ、速攻や内尾聡菜選手の3ポイントシュートなどで10点差とし、65-55で富士通が勝利。3連覇を果たした2008年以来、17大会ぶり4回目のチャンピオンに輝きました。

■決勝
富士通レッドウェーブ 65-55 アイシン ウィングス

■最終順位
優 勝:富士通レッドウェーブ(17大会ぶり4回目)
準優勝:アイシン ウィングス
第3位:デンソー アイリス、トヨタ自動車アンテロープス

■共同通信社MVP
宮澤夕貴(富士通 レッドウェーブ#52)4大会ぶり4回目

■大会ベスト5
町田 瑠唯(富士通 レッドウェーブ#10)6大会ぶり2回目
内尾 聡菜(富士通 レッドウェーブ#25)初受賞
宮澤 夕貴(富士通 レッドウェーブ#52)4大会ぶり6回目
渡嘉敷 来夢(アイシン ウィングス#1)4大会連続14回目
野口 さくら(アイシン ウィングス#10)初受賞

■優勝チームコメント
BTテーブス ヘッドコーチ

前半と後半は全く違うバスケをしていました。前半の出だしは硬くなり、ディフェンスで足りないところもありました。それがオフェンスに悪い影響を与えてしまい、なかなかリズムがつかめませんでした。最初はどうしたのかと思いましたが、疲れも関係あったのかもしれません。後半は少し相手をアジャストしましたが、選手たちが我慢して戦ってくれたことが勝因です。

キャプテン #52 宮澤夕貴選手
この大会を通してディフェンスで我慢できたと思っています。その中でも今日は波が本当にあり、前半は渡嘉敷選手のところで攻めてくることが分かっていたのにそこでやられてしまったり、逆にそこにディフェンスが寄ったことで相手に3ポイントシュートを決められたりしました。守るべきところを守れなかったところは、今後の課題だと思いますが、後半はそこを修正してアジャストできたのは、このチームの強みだと思えました。そこは自信につなげていきたいです。これまでのリーグ戦ではターンオーバーが課題でしたが、この皇后杯ではそれを減らすことができ、今後もそこを注意しながらやっていきたいと思います。

#8 ジョシュア ンフォンノボンテミトペ選手
前半の早めにファールトラブルになってしまい、自分がいないところでみんながディフェンスをがんばって、ミスマッチがあったけど我慢の時間が結構ありました。後半から自分はどう切り替えれば良いかを考えながら、もしフィニッシュに行けなくてもスクリーンやリバウンドをがんばって、チームに良い影響を与えるように意識していました。

#9 赤木里帆選手
ディフェンスで我慢できた試合だったと思います。前半は相手がしたいプレーを簡単にさせてしまったことと、スリーポイントが当たっていたところで、簡単な試合ではないことは最初から分かっていました。しっかり我慢することをみんなで話して、後半に修正できたことが勝ちにつながったと思います。まだまだ課題があるので、コートに立つプレーヤーがもっと責任を持って、自分たちの課題であるターンオーバーだったり、しっかりフェイスアップすることやシュートを決めきるところが、これからもっともっと大事になってくると思います。もっと練習していきたいです。

#10 町田瑠唯選手
皇后杯優勝を目標にまずは取り組んできたので、それが達成できて良かったという気持ちでいます。すごい我慢の大会でした。これからWリーグに向けての課題や、やるべきことがもっともっと増えたのではないかと思います。Wリーグがないこの期間で、もう一度チームとしてレベルアップして後半戦に臨んでいけるようにしたいです。

#25 内尾聡菜選手
前半はとても苦しかったですが、ハーフタイムにみんなでもう1回我慢して行こうと話して、先輩たちが「どんどん打っていっていいよ」と言葉をかけてくださったので、自分たちは本当にアグレッシブに、消極的にならずに後半はできたと思います。ただ、課題やもっと一人ひとりのステップアップがWリーグの後半戦には必要になってくると思います。1月10日のリーグ再開にあたって、またチーム一丸となって練習していきたいと思います。

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